豊田商工会議所 青年部会 主催


    「企業に必要な防災対応力を身につけよう」というテーマで、神戸商工会議所におい     て開催されました。
    
    名古屋地域では、大きな震災の経験がないことから、防災に備えるため、「人と未      来防災センター」を観覧され、震災の模擬体験をされたそうです。

    最初に神田榮治氏がご自身の体験も踏まえ、講演され、私たちも阪神大震災の体      験者として、パネラーとして参加しました。
 
  「いつ襲ってくるか知れない震災に対応するにはどうするべきか」との答えは大変むつかし  く、結局は、「普段からまっとうな経営をしていること」にまとまり、「備えあれば憂いなし」
      
                          平成25年11月 9日
「危機を乗り越えた企業たち」の著者神田榮治氏が、「企業に必要な防災対応力を身につけよう」というテーマに対し、過去に経験した阪神大震災と東日本大震災の比較や復旧・復興・今後の対策等について講演されました。
 危機を乗り越えた企業たち
 神田榮治氏          クリックしてください。(本誌の一部を紹介)
 「神戸から東北へのメーセージ」 東日本大震災からの復興へ 
 今こそ生きる教訓を  「東北 頑張れ!」
                    豊田商工会議所青年部の皆さんと
 
 
既存171号線        落橋後制止したが    全壊となった社屋解体
黄色が弊社         落下した車
豊田商工会議所 青年部の皆さんから、阪神大震災を体験し、その後、復旧・復興に携わりつつ神島組の将来像を描き、それに向かって邁進してきた話を聞かせて欲しいとの申し入れがあり、大変拙い話ではありますが、社長が経験談と経営戦略をお話いたしました。


阪神大震災当日は、本当に突然のことで命を守るだけが精一杯で何ら成すすべもなかったこと、自宅前の国道が落橋し、制止をふりきった車が目の前で、落下したこと、怪我をしながらも出社してきた社員と直ちに救助活動の要請を受け出動したことなど悲惨な救助活動を無我夢中で行ったことをお話しました。大きな震災を体験したものの、いつどんな規模でおそってくるかわからない防災に対する対応力を身に付けるのは大変むつかしいことで、とりあえず寝室の額や置物すべてなくしたことくらいです。


次に、震災後の経営戦略について社長の持論を話しました。
ヒントは、人が困っていることや嫌がる仕事にチャンスがある事、そして壁ぶつかったときは、より辛い方の道を選択すること。決して楽な道を選ばないこと。常に「挫折」の連続ですが、挫折の度に強くなれる。だから「挫折は財産」だと思うようにしている。「目標」と「不屈の精神」で推進すれば必ずや道は、開かれると信じて進んできたこと。各家族や社員と企業・社会と企業において常にお互いに必要とされる関係を構築し「岩盤掘削日本一」の目標達成に向け頑張り続けること等のお話をさせていただきましたが、豊田商工会議所の青年部の皆様の食い入るような「熱い目」で聞いてくださった熱意に私たちの方が大変大きなパワーをいただきました。
名古屋は元気な「トヨタ」の町、元気を頂きました。
日本の未来の為にともに頑張りましょう。
本当にありがとうございました。



     編集 総務部  神島充子