特許 第3117969号NETIS登録 KK-000029
 概要
芯割リ君 「芯割り君」は「芯割ジュニア」と同じく、岩盤が水平に広がるベタ岩でも、上からの圧縮破壊ではなく下からのせん断破壊で岩盤の芯が抜ける工法です。発破や静的破砕剤が使用できない場合、従来工法では大型ブレーカーを使用するため、振動・騒音・粉塵・労働災害という諸問題になやまされていましたが、芯割り君を使用することにより無振動・無騒音での岩盤の芯抜きを可能にし、コストの縮減・工期の短縮・環境への配慮等を実現した常識をくつがえす画期的な機械及び工法です。
 特徴
@芯抜き時の振動・騒音は皆無
A垂直方向に対応
B輸送は6tトラックで搬出入
C岩辺の一軸圧縮強度1200s/cm2程度まで対応(石目がある場合それ以上も対応可)
 活用の効果 
国土交通省NETIS登録内容(KK-000029)
活用の効果        
比較する従来技術 人力による各種ブレ-カ-掘削工法
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 24 %) 同程度 低下( %) 工期短縮による経済性向上
工 程 短縮( 26 %) 同程度 増加( %) 機械掘削の為、施工量アップ
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下  
施工性 向上 同程度 低下 作業員の負担軽減
環 境 向上 同程度 低下 ブレ-カ-を使用しない為、騒音振動がない。
 施工状況
削孔  芯割君挿入
ロックオーガー・ダウンザホール・ノバル・
BH工法等で
径600mm L=掘削予定深さより+1.6m を削孔します
芯割り君をセットして油圧をかけ、岩を割ります
割り取られた岩はツレール君で吊出し、吊出した岩は自走式破砕機で破砕し、リサイクルします。
 施行手順
@簡易弾性波等で岩盤の一軸圧縮強度を推定する。
Aダウザホ-ルハンマ-、ノバルハンマー、BH、ロックオ-ガ-等にて径600の削孔を予定線まで行う。(この時床付け+1.6m以上削孔する)
Bラフタ-クレ-ン等にて、芯割り君を削孔した穴に挿入する。
C電動式油圧ユニットにて、ビットを押出し岩盤の芯を抜き取る。
D抜き取った岩盤を、当社開発技術のツレ-ル君等で撤去する。(NETIS登録済み KK-990051)
E残りの岩盤は自由面が出来ているので油圧セリ矢等で割り取りビットのレベルまで下げる。
F芯割り君をラフタ-クレ-ン等で吊り上げ油圧を抜き芯割り君を割取った面まで挿入する。
G上記作業を繰り返し行い所定の高さまで岩盤を取り去る。
H撤去した岩の処理は別ヤ-ドにて油圧セリ矢等にて小割りし残土処分地へ搬出、または、当社の提案している自走式破砕機LT80Jにて破砕化し、埋戻し材として再利用することも可能です。
 芯割り君のイメージ図
1.削孔した穴に芯割り君を挿入後、
 油圧ユニットにてジャッキを作動させる。
2.岩割りビットを作動させ、
その破壊力により岩盤を切り取る。