かち割り君 法面セパレート工法
NETIS番号 KK-120005-A 特許番号 特許第5145504号
自然の岩盤の景観を活かした切土岩盤法面整形工法低振動・低騒音で施工できます
これまで岩盤法面整形は、大型ブレーカ及び人力による施工であった。従来工法は、打撃による整形なので、岩片等の飛散に注意が必要であり振動・騒音等周辺環境に与える影響も大きかった。更に仕上がり面も不規則な凹凸状となっていた。従来工法では、硬岩の法面整形になると作業効率が大幅にダウンしていた。
岩盤法面整形の「かち割り君セパレー工法」はこれらの問題点を考慮し、楔の原理を応用し間接打撃工法で法面を縁切りする為、環境にも優しく更に「スピードアップ」を兼ね備え規則的な等間隔の法面整形の仕上がりとなる為自然の景観になじむ、又振動による残地法面への影響も考慮し開発された特許工法です。
弊社では岩盤調査~破砕~仕上げまでの「公害抑制型岩盤掘削システムを構築し、現場に最適な破砕工法を提供します。
次のような工事に最適です
- 環境に配慮を要する工事
- 道路新設・拡幅に伴う岩盤法面整形
- 河川工事に伴う岩盤法面整形
- 岩盤の切土法面整形
- 軟岩Ⅱから硬岩Ⅱまでの岩盤法面整形
特徴
- 楔式の引っ張り破壊により、破砕時は低騒音・低振動で、環境対策に対応。
- 大型油圧ブレーカに装着している為、サイクルタイムが速く日当たり施工量が増加する。
- 従来ブレーカの打撃力245トンに対し、かち割り君セパレート工法は4900トンの破砕力を発揮。
- 現場条件に最適なアタッチメントの変更が可能です。(楔形ジゼルφ102・L=600
- 法勾配通りに削孔を行い800ピッチ(中硬岩)で割り取る為、等間隔のスリット模様の法面整形に仕上がる。
- 楔の原理を応用した間接打撃工法である為、残地法面への振動を抑制し、安定させる効果がある。
かち割り君 岩盤法面セパレート工法の原理
「かち割り君セパレート工法」の法面整形工法の原理は、クローラドリルで削孔した孔(φ102)に、特殊形状の楔型ジゼル「かち割り君セパレート」を装着した超低騒音油圧ブレーカを挿入し、孔を押し広げ間接打撃することで約20倍の大きな力を発生させ、その力を利用して機械的に岩盤法面を縁切りして法面を等間隔に整形する工法です。油圧式の楔方式で割岩するため低振動・低騒音の施工を実現し、軟岩Ⅱから硬岩Ⅱまでの岩盤法面整形に最適です。
施工手順
①クローラドリルにより設計勾配削孔を行う。
使用機械 クローラドリル
削孔径はφ102mmで1法面全長(直高7.0m、1:0.5の場合7.826m+0.1m余堀=7926m)
②「かち割り君セパレート」工法で法面を整形する。
※ 以下繰り返し作業。
(法面前面部分は「かち割り君」等で破砕する。)
岩盤法面整形において、法勾配通りにクローラドリルで削孔を行い「かち割り君セパレート」装着の超低騒音油圧ブレーカを挿入し楔の原理で間接打撃により孔を押し広げて法面を縁切りし、スリット状に仕上げる法面整形工法である。