トリプルセリ矢
NETIS番号 KK-120019-VR 特許番号 特許第4961574号
三大特徴(割る方向を定める・三分割or六分割・割岩力)
破砕力12,700t破砕方向を制御する岩盤掘削工法です。残置部分に影響を与えません
無振動・無騒音で施工できます
これまで岩盤掘削工事では火薬等による発破工法、また大型ブレーカー掘削等による破砕が主流でしたが、近年それに伴う振動・騒音、周辺環境に与える影響が重要な問題となっています。また在来工法である「大型ブレーカ掘削」や特殊工法である「静的破砕工法」において、掘削(破砕)作業による影響範囲までの制御は困難であるのが現状でした。
そこで岩盤掘削において「残置部分」に影響を与えない掘削(破砕)を可能にしたのが「トリプルセリ矢」です。このトリプルセリ矢は「割る(破砕)方向を定める」ことができるので残置部分等、掘削影響範囲を制御できること、更に「三分割」に破砕されるため岩がせりあい小割が減少することそして大きな「割岩力」を発揮する為、中硬岩~硬岩Ⅱまで対応できるというトリプルな特徴があります。
弊社では岩盤調査~破砕~仕上げまでの「公害抑制型岩盤掘削システムを構築し、現場に最適な破砕工法を提供します。
次のような工事に最適です
- 環境に配慮を要する工事
- 残置部分に影響を与えない岩盤掘削
- 道路の新設・拡幅工事に伴う岩盤掘削
- 河川工事に伴う岩盤掘削
- 立坑工事に伴う岩盤掘削
- 中硬岩から硬岩Ⅱまでの岩盤掘削
- コンクリート構造物の破砕
特徴
- 楔式の引っ張り破壊により、破砕時は無騒音・無振動で、環境対策に対応
- 掘削(破砕)する方向を制御でき残置部分等に工事の影響を与えない
- 1回の破砕で3分割する形で破砕できるため、岩がせりあい小割が減少する
- 羽を変えるだけで6分割破砕もできる
- 割岩力は、12,700tと強力な破砕力を発揮する為、作業効率がアップする
- 先行削孔するクローラドリルは防音タイプの「静マル君」「スーパー静マル君」の活用で環境対策も可能
トリプルセリ矢の破砕原理
トリプルセリ矢は破砕機となる油圧シリンダーのピストン先端に特殊形状のくさびを結合することで約45倍の大きな力を発生させ、その力を利用して機械的に岩盤及びコンクリート等を破砕する機械です。無振動・無騒音での施工を実現し、地上の岩盤や転石、およびコンクリートの破砕に最適です。径152mmの孔を使用し、一度に「3分割」に破砕する装置で割岩力は「12,700t」と強力です。「羽」部分を特殊形状に加工することで、破砕力を制御(コントロール)でき残置部分等に破砕力がおよばないようにできます。